TN:vivace、Aragamiでランクマッチに潜っていました。
S16最終日に使用した構築を紹介します。
[構築経緯]
いのちのたまを持たせたホウオウに興味を持ち構築をスタート。
上記のホウオウを強く使うにはサイクルとコントロールの要素が欲しいと感じ、うたうラッキーとあくびヌオーを採用した。
ヒヒダルマを上から縛れるこだわりスカーフ持ちが欲しいと感じフェローチェを採用、エースバーン等と比較して特性との噛み合いが良い点と相手のミスリードを誘いやすい点を評価した。
状態異常耐性.フェアリー枠が欲しい等の理由からカプ・レヒレを採用、相手の安易な受け出しを許したくなかったためこだわりメガネを持たせた。
最後の枠にはみず物理全般が重かったためモジャンボを採用、物理の有象無象に削りを行うためゴツゴツメットを持たせた。
[コンセプト]
・サイクルを行うor数的有利を取って勝ち筋を掴む。
・確率を押し付けて拾える試合を増やす。の2点
[個体紹介] ※ミントを使用した個体はミント使用後の性格補正を記載しています。
・ホウオウ
持ち物:いのちのたま
性格:いじっぱり
特性:さいせいりょく
実数値(努力値):209(220)-198(236)-111(4)-x-175(4)-116(44)
技構成:せいなるほのお/ブレイブバード/じしん/じこさいせい
H:10n-1最大
A:11n
S:遅いカイオーガを抜ける程度
禁止伝説枠の中でもサイクル.ダイマエースの両立が出来る点を評価して採用した。
持ち物は火力を高めるためにいのちのたま。
技構成はタイプ一致のほのお技としてせいなるほのお、ひこう技としてブレイブバード、バンギラス.ドヒドイデ等に対する打点とダイアースによるDアップが強力なじしん、回復技としてじこさいせいの4つを選択。
配分はHAベース。耐久と火力が欲しい場面が多かったため素早さは+1で遅いムゲンダイナを抜けるラインで抑えました。
ダイマックス時の性能が高く体力を雑に扱ってもさいせいりょくで仕事を残せるため先行ダイマさせるポケモンとして非常に強力だと感じました。
・ラッキー
持ち物:しんかのきせき
性格:のんき
特性:しぜんかいふく
実数値(努力値):335(76)-x-62(252)-x-148(180)-49 ※S個体値0
技構成:ちきゅうなげ/うたう/ステルスロック/タマゴうみ
H:16n-1
B:特化
D:出来るだけ高く
特殊に対する数値受けとして採用した。
持ち物は耐久を高めるしんかのきせき。
技構成は定数ダメージとしてちきゅうなげ、隙のあるターンや打開の一手としてうたう、サイクルする上で重宝するステルスロック、回復技としてタマゴうみの4つを選択。でんじはと比較してうたうは強引に後投げする動きができる点が優れていると感じました。
配分はBDベース。ドヒドイデの下から動くためにSを落としています。
有利対面を取った際の技選択、不利対面を取った際のケアが非常に難しかったですが殆どの構築に選出しサイクルの核として活躍していました。
・ヌオー
持ち物:たべのこし
性格:ずぶとい
特性:てんねん
実数値(努力値):202(252)-x-150(252)-86(4)-85-55
技構成:ねっとう/あくび/まもる/じこさいせい
HB
物理全般を誤魔化す枠として採用した。
持ち物は回復ソースとなるたべのこし。
技構成はタイプ一致のみず技としてねっとう、対面操作.詰め筋.切り返しとしてあくび、持ち物.あくびと相性の良いまもる、回復技としてじこさいせいの4つを選択。
配分はHB。数値が足りずザシアン程度しか受からないので安易な後投げをしないように心掛けていました。
相手の積みを制限出来るポケモンなのでラッキーが半端な物理と対面した際にタマゴうみを選択する中間択を作れる点、厳しい盤面をあくびで誤魔化すことが出来る点が強力でした。
・フェローチェ
持ち物:こだわりスカーフ
性格:いじっぱり
特性:ビーストブースト
実数値(努力値):146-207(252)-57-x-58(4)-203(252) ※16位のロムはS実数値189で余り耐久
技構成:インファイト/とんぼがえり/トリプルアクセル/じごくづき
AS
初手からの奇襲、終盤のスイーパーとしての性能を評価して採用した。
持ち物は上から行動回数を稼ぐためにこだわりスカーフ。
技構成はタイプ一致のかくとう技としてインファイト、対面操作が可能なとんぼがえり、サンダー.ランドロス等に対する打点としてトリプルアクセル、黒バドレックスへの打点としてじごくづきの4つを選択。
配分はAS。終盤増えたスカーフ黒バドレックス意識でSに振り切りました。(16位のロムはレンタル変えるの忘れてました)
初動が安定しやすい点と相手にダイマックスを切らせた後にダイマックスと特性を絡めながらスイープする動きが強力でした。
・カプ・レヒレ
持ち物:こだわりメガネ
性格:ひかえめ
特性:ミストメイカー
実数値(努力値):145-x-136(4)-161(252)-150-137(252)
技構成:なみのり/ムーンフォース/れいとうビーム/トリック
CS
どのような構築にも欲しいフェアリー枠として状態異常耐性を持つ点やホウオウが不利なじめんタイプ全般に強い点を評価して採用した。
持ち物は安易な受け出しを許さないためにこだわりメガネ。
技構成はタイプ一致のみず技としてなみのり、フェアリー技としてムーンフォース、サンダー.くさタイプに対する打点としてれいとうビーム、崩し.詰めの手段としてトリックの4つを選択。
配分はCS。遅いサンダーの上を取るためにSに振り切りました。
選出機会は少なかったですが有利対面での火力の押し付け、こだわりトリックに対するケアとして必要な枠でした。
・モジャンボ
持ち物:ゴツゴツメット
性格:のんき
特性:さいせいりょく
実数値(努力値):207(252)-121(4)-194(252)-130-70-63
技構成:ギガドレイン/じしん/はたきおとす/リフレクター
HB
ここまでで重いみず物理全般やナットレイに強めでサイクル参加出来る枠として採用した。
持ち物は物理への遂行速度を意識してゴツゴツメット。
技構成はタイプ一致のくさ技として回復が可能なギガドレイン、ザシアンに対する打点とダイアースによるDアップが強力なじしん、隙のある対面で撃ちやすいはたきおとす、自身や裏での受けを成立させるためにリフレクターの4つを選択。
配分はHB。高速回復技を持たないためHB特化としました。
増えていたウオノラゴンに強い点や構築に1匹は欲しいくさ技を持つ点が補完として優れていました。
[選出]
ホウオウorフェローチェ+ラッキー+1
殆どこのパターン、初手ホウオウで数的有利を取って詰めていくパターン、初手フェローチェで様子見ながら一貫を作りにいくパターンを意識。
[重いポケモン]
・ウーラオス
前期の記事を読んでいてこだわりハチマキ持ちが減っていると感じたため甘く見た、ホウオウを出す場合は先にアドバンテージを取りきる、フェローチェを出す場合は先にステルスロックを撒く+モジャンボのゴツメを絡めることでフェローチェで切り返すことを意識していた。
・エースバーン
珠ダイマが受からない、ホウオウで撃ち合うことを意識していたが特化ダイアタックで突破されて負けることが多かった。
珠ダイマが受からない、ラッキーのタマゴうみ連打でエースバーンよりは誤魔化しやすいのが救い。
他にも色々いましたが運ゲには持ち込める程度だったor少なかったので省略。
[結果]
vivace:最終4位.172勝104敗
Aragami:最終16位.119勝44敗
[感想]
最終日前日まで初手サンダー+崩し性能の高い物理ポケモンのような並びに対して上手く勝つことが出来ていませんでしたが、初手ホウオウでサンダーに対してダイジェットorじこさいせいから入る立ち回りが強いことに気付けたため最終日レートを伸ばすことが出来ました。
次は1位を取りたいです。
質問等ありましたらこの記事のコメント欄かTwitter:@tumteriaまでお願いします、お疲れ様でした。